【就職氷河期世代への支援】正規雇用の中途採用比率の公表義務化も伴って中途採用市場が活性化

厚生労働省は9月14日、令和4年度予算概算要求における就職氷河期支援関連施策の取りまとめについて
報道発表しました。

これは、内閣官房就職氷河期世代支援推進室が、令和4年度予算概算要求における就職氷河期世代支援関連施策について、取りまとめたものです。
厚生労働省も、本取りまとめについて各都道府県関係部局、各都道府県労働局に連絡をし、各地域において就職氷河期世代支援に精力的に取り組んでいただけるよう対応を進めていくと発表しています。
(就職氷河期世代:1990年代〜2000年代の雇用環境が厳しい時期に就職活動を行った世代)

令和4年度概算要求就職氷河期世代支援予算の概要

概算要求をみると、特定求職者雇用開発助成金(就職氷河期世代安定雇用実現コース)の要求額は21.2億円で、令和3年度予算14.3億円に対し48%を超える増加となっています。

本年4月1日から、301人以上を常時雇用する企業には、正規雇用労働者の中途採用比率の公表が義務化となっていることもあり、中途採用市場はますます活発になっています。

リーフレット_正規雇用労働者の中途採用比率の公表

労働人口の減少により、幅広く人材を求めていく必要がある現在、中小企業もこういった助成金を活用し、年齢や職歴にこだわらず募集を行うことも、重要となってくるのではないでしょうか。
また、多様な人材を受け入れ、働きやすい環境を整備し職場を活性化することは、既存の人材の定着にもつながり、企業の発展にも良い影響を与えられるはずです。
まずは自社の置かれる状況や今後のビジョンを確認し、継続のために必要な人材、人物像を具体化してみましょう。
働き方改革、採用、人事制度のお悩みはお気軽に当法人担当者へご相談ください。

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