【2月は省エネ月間】職場での省エネを考えてみませんか?

2月は省エネ月間です

地球温暖化は、気候変動に伴って社会に多くの問題をもたらしています。

日本政府は、パリ協定(2015年12月採択、2016年11月発効)において、温室効果ガスの排出削減目標を2030年には-46%(2013年比)、2050年にはゼロにすると宣言しました。

この目標を達成するためには、国民一人一人の理解と行動変容と、政府を主導とした産業界全体の徹底した省エネへの取り組みが必要となってきます。

 

では、身近な職場において、私たちに何ができるでしょうか?

 

室温について

環境省では、平成17年度から冬季の地球温暖化対策の一つとして、暖房時の室温を20℃(目安)で快適に過ごすライフスタイルを推奨する「WARM BIZ」(ウォームビズ)を呼びかけています。

一般的に、電力による冷暖房を行う場合、室温設定の調節による省エネ効果は、夏よりも冬の方が大きいことが知られています。冬の暖房機器使用時に室温設定を今までよりも下げるようにすれば、CO2削減効果があるばかりでなく、電気代を効果的に節約することに繋がります。

さらに、身に着けるものを意識する・暖かいものを食べる・血行促進運動を取り入れる、など個人でもできるウォームビズについても意識的に取り入れていき、省エネに取り組んでいきましょう。 

ウォームビズとは(環境省HP)

 

照明について

快適な職場環境の醸成には、適切な照度が必要不可欠です。

例えば、「VDT(Visual Display Terminals)作業における労働衛生管理のためのガイドライン」(厚生労働省)によると、パソコンディスプレイの画面上の照度は300ルクス~500ルクスを推奨しています。ディスプレイ上の明るさと書類及びキーボード上の明るさと周辺の明るさの差は、なるべく小さくすることとされています。

 

また、労働安全衛生法では、作業の内容によって適切な照度を確保するように定められています。

暗い作業場では災害の発生の危険性が高まりますし、不必要に明るいと落ち着かず、作業効率が下がると言われています。

晴れている日や時間帯によっては、太陽光で十分な照度を保てることもあります。ブラインドやカーテンなどを利用し、余分な電力を使わない工夫も必要でしょう。

また、照明器具のこまめな点検や清掃も省エネ効率をアップします。

 

行動について

  • エレベーターを使わず階段で
  • こまめにコンセントを抜く
  • 就業を見直し夜間の電力使用を控える(ノー残業デー・就業時間の前倒し・サマータイムの導入など)

 

<関連サイト>

省エネポータルサイト(資源エネルギー庁HP)

 

一人一人の行動や企業の取り組みによっても、省エネ効果が期待できることがあります。
職場環境の改善、各種助成金のご相談など、当法人担当またはお問い合わせフォームまでお寄せください。
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