【1月の給与計算メモ】年間スケジュールを確認しておきましょう

1月の給与計算メモでは年間スケジュールについて取り上げたいと思います。
給与計算は月単位の業務ですが、前月の計算結果から当月の給与計算へ、さらに来月へと処理の流れがあります。
また、毎月の処理に加えて、年次業務も意識して進めることが大切です。
毎月の処理で管理が済むことと、年間での情報管理が必要なことがありますので、正確に処理をするために年次のスケジュールもチェックしておきましょう。

給与計算業務では1月から12月までの1年で管理するとわかりやすいのですが、4月から翌年3月までの年度で管理したり、決算期に応じた管理なども考えられますので、自社にあった1年の区切りで管理するとよいでしょう。

主な流れ(例)

1月

法定調書の提出(税務署)

給与支払報告書の提出(市区町村)
扶養親族変更の確認

2月
3月 新規採用者、異動者の給与決定
4月 新卒社員・異動社員の給与設定
定期昇給
健保・介護保険料率の変更反映
5月

4月入社社員の社保料控除開始

(社保料が翌月給与から控除の場合)

6月 住民税の新年度控除額を登録
賞与の計算(6月賞与支給の場合)
7月

労働保険:年度更新(保険料計算)
社会保険:算定基礎届提出、4月昇給者の随時改定(月額変更届)

8月 4月昇給による随時改定者の社会保険料改定
9月 厚生年金保険料率の変更
10月

月に算定基礎届を提出した者の社会保険料改定

(社保料が翌月給与から控除の場合)

11月 年末調整準備(社員に案内、必要書類の配布)
12月 賞与支給
年末調整実施

 

 

このように年間を通じてみたとき、一般的には4月(入退社や異動に伴う登録や設定変更)、6〜7月(労働、社会保険の手続きのための集計、賞与支給)、11〜12月(年末調整、賞与支給)、1月(法定調書、給与支払報告)が繁忙期となります。
繁忙期を意識し、余裕のあるうちに、マニュアルの確認、行政機関からの情報入手、配布・回収する内容の整理などの準備を進めておきましょう。

その他、社会保険の変更、システム導入や給与計算のアウトソーシングはお気軽に当法人担当者へお問い合わせください。

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